断食が糖尿病の発症率を52%も抑える

もともと断食は身体の未知なる力を引き出すために使われていた方法ですが、近年は糖尿病や高血圧など生活習慣病に効果があると世界中の研究者から注目されているのをご存知ですか?

アメリカのユタ州にあるマウンテン医療センターの研究では、毎月1回断食をしている方の糖尿病の発症率は、していない方と比べると52%も低いことが分かりました。

実はユタ州の6割の人が、モルモン教徒で毎月1回24時間の断食を行う習慣があります。残りの4割は断食をしない一般の方ですが、生活習慣病になるのは明らかに一般の方が多かったために調査が行われて解明されたのです。

毎月断食を行っているモルモン教徒は、糖尿病だけでなく動脈硬化や心臓病の発症率も低いという驚きの結果だったのです。

断食道場へ行くと血糖値が下がる!

日本でも古くから断食道場で糖尿病が治るという話は有名です。

断食道場では、専門家の元に10日間から14日間程度の断食を行います。

まず最初に行われるのが血液検査や血圧などの健康チェックです。この健康チェックは断食終了時にも行われ、最初の数値と終了後の数値を比較するようになっています。

断食開始時に血圧や血糖値、中性脂肪値、コレステロール値、尿酸値や肝臓の数値など異常があった方も、断食終了時には、ほとんど正常値になるのです。それも断食を行った、ほぼ全員の数値が改善されるというのです。

ところが普通の生活に戻ると1ヶ月~3ヶ月もしない内に元の数値に戻ってしまうと言われています。それだけ現在の食生活が生活習慣病に与える影響が大きいのです。

断食で糖尿病の改善に成功する人とは?

しかし断食道場で見事に糖尿病の改善に成功した方もたくさん居るのも事実です。

実は断食を終える5日~7日前から回復食という食事が始まります。いきなり普通の食事に戻すと消化器管に負担を与えるという理由があるのですが、本当の意味は体質改善です。

この回復食は、消化が良くてカロリーが低く薄味で栄養バランスがよいという特徴があります。初日は少ないカロリーで始まりますが、少しずつカロリーが増えて最終的には適正カロリーになるように計算されています。

断食が終了しても回復食を続けていると体質改善が行われ生活習慣病にならないのです。

ところが断食道場が終わると99%の方が普通の食生活に戻ってしまいます。

断食で糖尿病の改善に成功する人とは、回復食を継続している方です。

つまり断食療法と食事療法の組合せが最も糖尿病に効果的な方法です。

食事と断食で糖尿病を治す専門家

日本でも、いち早く断食療法を取り入れたのが日本食養の会の藤城博さんです。

藤城博さんは断食キャンプを主宰する一方で、食事療法で生活習慣病を治療する専門家でもあります。通常は道場や合宿で行う断食ですが、やりたくてもスケジュールが取れない方が多いものです。そこで藤城博さんは、自宅でできる短期間の断食療法を開発しました。さらに食事療法を行える画期的な方法で糖尿病を根本的に改善します。